2023年の12月に独立したのですが、独立前からVIDというPOSレジと美歴を組み合わせて使っていました。

その当時から使いやすいと感じていたので、独立するときもこの組み合わせで導入しようと決めていました。
使い慣れていたこともあって、開業したあとにどういうサロンワークをするかのイメージを持ちやすかったというのも良かったです。
実際開店後もその通りに滞りなくスタートできたので楽でした。

FAAMではVIDに顧客情報・予約を登録していますが、その登録した情報が何もしなくてもそのまま美歴のスタイリストアプリ上で確認できるのはとても便利です。
スマホで確認できることで、出勤途中にその日来店予定のお客様が前回までにどういう施術をしていたかなど確認でき、空き時間を有効活用できています。

写真の保存も豊富にできるので、ヘアスタイルだけでなく、カラー剤の調合内容などを書いたメモも写真に撮ってアップしていて、文字を入力する負担がほとんどありません。

施術履歴の情報はお客様一人ひとりに毎回適切な施術をする上で、ものすごく重要だと考えています。 その情報を、写真で視覚的にわかりやすい形でアシスタントも含めたスタッフ全員で共有しているため、店舗全体の提案の質や接客の向上につながっています。

予約はホットペッパー、楽天ビューティー、SNS、お電話で受け付けています。
ホットペッパーや楽天ビューティー、SNSからの予約はかんざしを経由してVIDへ登録されるようにしています。
電話からの予約は手打ちでVIDへ登録しています。
VIDに登録された予約は予約当日になると美歴上に自動で表示されるようになるので、その日の通勤の移動中にスタイリストのアプリで予約内容や前回までの施術情報を確認し、提案のイメージを作っています。

お客様が来店されたらアプリで予約を施術記録に変換し、新規のお客様や大きくスタイルチェンジをする既存顧客はビフォー写真を撮影・登録して、施術へと入ります。

施術中には薬剤情報やお客様との会話など様々な情報が発生しますが、当店ではスタッフがそれらを書くための小さなホワイトボードのようなものを用意しています。

そこに書いたものをカラーの放置時間中などに写真で撮って保存するようにしています。 最後に仕上がりの写真を撮って終わりですね。 基本的に営業時間中に全ての入力を終わらせているので、カルテ運用の負担は最小限に抑えられています。

お客様のサービス向上になる機能はもっと活用してみたいと思っています。
例えば、施術記録をお客様へ共有する機能です。

カルテは、医者が書く処方箋のような役割があると考えています。
お客様の中には引っ越し等でどうしてもうちのお店に通えなくなる方もいらっしゃいますが、施術記録をお客様に共有しておけば新しく通うことになった美容室で「前のお店ではこんな感じでした」と美容師さんに見せることもできますよね。
過去の履歴がわかれば美容師さんは施術がしやすいはずです。

そのような、美歴だからこそできる顧客体験の提供にチャレンジしてみたいと思っています。